あなたの会社(職場)の人事制度は
どんなものでしょう?
その仕組みは社員にオープンになって
いるのでしょうか?
ここで言う人事制度とは・・・
・職能資格制度
・人事考課(評価)制度
というもののことです。
今日はそのうち職能資格制度について
書いてみます。
<職能資格制度>
これはいわゆる等級のことです。
例えば新卒の新入社員は10等級から
スタートして経験年数と評価に応じて
9等級・8等級と進んでいく。
これは多くの会社が採用していると思い
ますが大事なことが忘れられがちです。
それは、等級別に求められている「資格
要件」を字面だけではなく、自分の実際の
仕事の場面と照らし合わせて理解してい
るか?
ということです。
例えば、10等級だと「上級者の具体的な指示
に基づき、定型的な手順に沿って日常業務を
正確・迅速に処理できる」
これが9等級だと「上級者の一般的な指示に
基づき、複雑な定型業務を的確に処理する
ことができる」
といった違いがあります。
漠然とではなく、この違いを敏感に感じ取って
自分の仕事に当てはめて考えることができる
人が評価されるのです。
ただ年数がたったから上の等級に昇格する
わけではないことを認識して、自分の能力を
高めていく努力をした人がステップアップして
いくのです。
もちろんこういったことは上司がきちんと指導
しなければいけませんが、やはり最終的には
本人の自覚と行動にかかってきます
これを認識するか、しないか・・・
この差は限りなく大きいものです。