2008年9月25日木曜日

最高の新入社員

今年私の部署に1人の新入女性社員が
配属されました。


この人が本当にいい感じなんですよ。


とにかく素直で一生懸命仕事を覚えようと
日々がんばっているのはもちろんですが、
『自分の言葉』を持っているんです。


新人ですから来客時のお茶出しも仕事の
一つなんですが、時にはお客さんが来た
ことに気づかないこともありますよね?


まあそんな時は、気づいた先輩社員が
教えてあげたり、変わりにお茶を出したり
するのが通常です。


先日同じような場面で、たまたま私が気づ
いたもんで、さりげなく「お客さんだよ、お茶
頼むね」と彼女に合図を出したんですね。


で、彼女がお茶を応接室に運び終えて私に
こう言ったんです。


「課長、ありがとうございました」と。


私はおどろくと同時に感動しました。


どうしてかわかりますか?


それは・・・


彼女は「課長が教えてくれたおかげで
私の仕事であるお客様へのお茶出しを
やりとげることができました」


という意味で「ありがとうございました」と
言ったのです。


確認したわけではありませんが、間違い
なくそういう意味で言ったのだと思います。


自分の仕事だという意識をしっかり持って
いることはもちろんですが、コミュニケー
ション能力の高さを感じる一言でした。


こういう場面では、お茶を出したあとでも
別に何も言わなくてもおかしくはないし、
せいぜい「すみませんでした」っていう程度
でしょう。


だから、おどろいたし感動したんです。


彼女はきっと、もっともっと成長する人だと
確信した私です。